Takeアスリート鍼灸院

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TAKEの部屋

アキレス腱炎→捻挫の治療

2015.07.31

B男さんが冬のマラソン大会でアキレス腱炎を無理してスタートして5キロでリタイヤ。捻挫までしてしまったそうだ。

そこで対策です。

B男さん,今は患部ズキンズキンしてますか?患部、ほてっていますか?
ほてっているなら冷やして下さい。なるべく冷たい方が良いです。
ともかくガンガン冷やしましょう。(湿布もこまめに取り替えてください)
ともかく今は患部を安静にして2~3日間のRICE《Rest(安静)、Ice(氷冷)、Compression(圧迫)、Elevation(高挙)》の処置を行ないましょう。
で、その後は損傷した筋繊維の回復を促すために温熱療法(つまり温める)を行い、早期よりストレッチングや筋力強化訓練をしましょう。

文面から推測すると、B男さんの場合はたぶん、ランニングの慢性疲労によりダメージを受け、アキレス腱周辺の筋・腱組織が、筋性防御といってこれ以上悪くならない様にと固まってしまい、今はまだ部分的に固まっている箇所があリ、冬のマラソンの冷えによって捻挫を併発した感じですよね。
この筋性防御がある状態だと血行がとても悪いので治りがとても悪いということなので、この筋性防御を鍼と超音波でぶち壊して血行を良くする治療は実に効果的です。

つまり、今のB男さんのアキレス腱周辺の痛みは筋性防御と血行改善とがせめぎあっている状態なんです。

血行が勝つと一時的に痛みが出てきて悪化したのではないかととても心配しますが、
これが2歩進んで1歩下がりながら,コツコツと焦らずに治していく ということなんです。
と言う訳で、大丈夫,治りますよ。

で、これからのB男さんのリハビリ・ランの基本ベースは、キロ7~8分のJOGです。
これで痛みが強くなるようでしたら,歩くより少し早いくらいのキロ8~9分のJOGです。
これでも痛いのならゆっくりと歩きましょう。
いくらなんでも激痛が出ているのなら余程の人で無い限りは歩いたり走ったりはしないものですよね。
人間なんてそんなものです。
本能的に大丈夫そうだからやるんです。

痛くなったら、スピードを落とし、大丈夫だったら,スピードを上げてみる。
2歩進んで1歩下がりながら,コツコツと焦らずに治していく。
故障・怪我からの復帰ってそんなものだと思います。

尚今ですが,走ったり歩いたりした後,痛みが出るようでしたら,まずは冷やしましょう。

で、熱りがとれたら今度は温める。
冷→温を繰り返していけば,治りが早くなります。
バロメーターとしてはお風呂に入ってズキンズキンする様なら冷やしまくる。
そうでなかったら,少し冷やしてから後は温めると良いと思います。

お風呂とストレッチとセルフ・マッサージも練習の内です。
どうかこれもコツコツと頑張って実践して下さい。
必ず効果が出てくることでしょう。

KAZさんのブログから…『炎の鍼灸師』

2015.07.30

私の2冊目の本の主人公であるKSさんのブログに私の事が書いてありました。

題名は『炎の鍼灸師』

こういうのって本当に治療家冥利に尽きるんですよね。
http://blog.asahiestate.co.jp/archives/720846.html

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『炎の鍼灸師』

門前仲町に「TaKeアスリート鍼灸院」がある。
ここの院長が 炎の鍼灸師 TaKe先生である。

僕はRUN歴2年5カ月だが、うち通算2~3カ月分は故障で走れなかった。
そして、今も走れないDL(故障者リスト入り)3日目である。
実に故障の多いランナー?いや、まだジョガー程度かもしれないが~

アミノIN東京の3時間10分ランナー、Uさんに紹介して頂いて
初めてTaKe先生に診察を受けたのは、昨年の9月だった。
昨年、手賀沼とその先の「つくば」を目指して、10月に故障した自分は
暗黒のトンネルに突入して、出口が全く見えず、絶望感に飲み込まれていた。
TaKe先生に治療して頂いた時点では、ウォーキングも辛い状況だった。
手賀沼の11日前に、RUNの出来ない自分は、キャンセル?間に合うか?
手賀沼まで 走るべきか、走って痛み増すか?の暗中模索であった。
TaKe先生のアドバイスは3つ。
「速いRUNは、まだ試してはダメ、今は我慢してゆっくりJOG」
「大丈夫、間に合います、休まないで ゆっくりJOGで調整して」
手賀沼7日前に嘘のように痛み消えてJOG、4日前10K=46分痛みなし。
TaKe先生の背中押しの最終アドバイス。

「15キロ過ぎに痛くなっても、最後まで突っ込んで大丈夫!」
ネット 1時間29分46秒~これが体調70%で精神100%のベストレース。
このあと、先生のアドバイスによるペース走を経て初フル「つくば」に至る。

TaKe先生のアドバイス等を分析?すると
①治療について ②練習方法について ③目標設定と、その考え方
④人生RUNだけではダメ! ⑤RUN無関係の雑談 ⑥最後に頑張れエール
いつも、TaKe先生の治療とアドバイスで 身体も精神も楽になるのだ。
TaKe先生の凄いところは「走ってOKかNGの判断が出来ること」
このOKかNGの判断が今の自分には出来ないのだ。
たぶん、他だと「痛むのならRUNしてはダメ」と言われるだろう。
状態によっては「ゆっくりJOGの方が速く良くなる」とアドバイスして貰える。

TaKe先生の「故障しない練習方法」を伝授頂いた自分は故障続きだが、
故障の多かった山本先輩に「故障しない練習方法」伝授してからは、
山本先輩はTaKe先生「故障しない練習方法」のお陰で調子が良いそうだ!
つくばマラソンの帰り車中で白旗を挙げていた山本先輩が
先日、「霞ヶ浦までには治せよ、病人に勝っても意味無いから!」
いや、尊敬する 憎たらしい先輩の話は又にしよう。
またまた故障者リスト入りした自分は、昨日TaKe先生を尋ねる。
故障の詳細はメール報告して、メールでアドバイスを受けているが
やはり、僕以上に僕の身体を正確に判断できるTaKe先生に頼ってしまうのだ。
TaKe先生「故障した佐藤さんと、自分の足と代われるなら代わってあげたい!」
自分の子供が熱出して苦しんでいる時、「代わってやりたい」と思う親心。
自分の故障は自分で!先生は他の患者さんも診なければいけないのだ!
年下者の言う言葉ではないけど
TaKe先生「熱くて、優しくて、正義感に溢れた炎の鍼灸師」です。
まず 自分の最優先は、速く治して、
TaKe先生「頑張れ!佐藤さんなら出来る!」と言ってもらう事です!

株の空売りで大損の経験

2015.07.30

実は10年半前に株の空売りで大損したことがある。
その時の反省文が克明に残っているので、自戒の意味も兼ねて記してみたいと思う。

2004年3月26日に六本木ヒルズの開店扉で子供が挟まれて死亡した痛ましい事故があった。
あの時開店扉を造っていたのが三和シャッターであった。
通常なら株価は暴落するはず。 事故前までは614円の順調に上昇中だった株価だが…。

阿呆な私は朝寄付きで空売りしておいたのだが…。

3月26日の事故の前までは、機関投資家は個人投資家の大幅売り残を逆手に取り、狼狽買い戻しにより株価を上昇させようと目論んでいたが(ここの株は浮遊株比率が低いので,個人は機関の餌食になり易い)事故により今度は579円の寄り付きに空売りしてきた個人投資家に対し機関はそんな甘いもんじゃないと買支えに入った。

そして今の世間の状態からすると,時間をかけて個人の諦めを誘い,個人の利益を吸い上げていく作戦にでた。

ただ614円から579円という狭いゾーンなので,機関もこの中で利益を上げる事が難しくなってきたところだろう。

4月をワンスパンと考えて,機関も実際はこの株の今の適正は500円位だとは解っているので、まずは580円くらいまでジリジリと株価を下げて売り残を減らしていき,4月10日過ぎに若干株価を上昇させ、最後まで粘っていた個人の売り残を放出させ、なおかつ空買いをも誘い2~3日様子を見る。空買いが増えたところで今度は機関が売りに入って自分だけ儲けていくパターンをとるものとその時に推測した。

要は会社の金で個人の逆をうって個人の利益を食い物にしている機関に,汗水たらして働いて株式投資している個人投資家は裸にさせられ餌食になっているという訳だ。

2日目はー1円でひけた。
株式ニュースで<追跡・話題株>三和シヤッターが3日続落とあったが、2日目はたったのー1円で上手く続落にしたて、世間の波風を立てない様に株価を操作した感じ。
いくらなんでも値上がりしたら世間が驚くというものだ。
それにしてもたったー1円なのに3日続落とうたう株式ニュースの神経も疑いたくなる。
社会的制裁が必要な今なのに、株価を操作して世間を欺くダーティな証券業界は本当に恐れ入るし、信じられない世界という感じだ。

で…、ギブアップして損切りして撤退した個人が増えるにつれ,段々と本来の動きになってきて3日目はー4円の600円でひけた。

3月最終日に私は損切りして大損したあと、次のように推測して記している。
次月の4月に入ると機関投資家としては579円をひとつのボーダーラインと置いて、579円で空売りした個人の利益を吸収していくだろうが、たぶん4月10日頃に579円を割ると,機関投資家も売り始め,4月末には,619円の2割落ちの496円位で底を見るのではないだろうか?

で結果的には、はたしてだいたいその様に推移していったのであるが、株を手放すと実に冷静に分析できるものなのだが、株を手にすると、儲けたい、損したくないという心理が強烈に作用するから、冷静に分析するなんて事は全く出来なくなってしまうものなのである。

だから『株は怖い』ということなのであろう。

目標を達成して喜びの涙を流した感動の報告

2015.07.30

多くのランナー達から頑張って目標を達成して喜びの涙を流した感動の報告が届いています。
目標に向かって必死になって純粋に頑張った皆の気持ちに、こちらも沢山の勇気と感動を戴き、とても感謝しています。
そして、治療家として本当に嬉しい限りです。

サブスリーとか3時間15分切りをした人から聞くと、私の本の通りにやったら(本のことだけをやったら)出来たって言う人が圧倒的に多いようです。
その人たちが、私の2冊目の本の「あとがき」を読んで、より目標に対して頑張ってチャレンジしたくなったって言ってました。

参考までに「あとがき」の部分を抜粋してみます→→→→
本書の第4章で紹介した市民ランナーのKAZUさんがサブスリーを達成したとき、私は本当にうれしくて涙が止まりませんでした。

私の患者さんとはいえ、当時52歳のおじさんだった私が、当時49歳のおじさんのサブスリー達成を心から喜び、感激し、ともに喜ぶことができた。そんな自分の意外な一面に気づかされ、驚いた瞬間でもありました。

他人のサブスリー達成に、なぜこんなにも感動できたのでしょうか。それは私とKAZUさんが、市民ランナーにとって大きな夢であるサブスリーに向かって、苦楽をともに挑戦してきた熱き同志だったからです。

3時間00分00秒と2時間59分59秒。このたった1秒の間には、気が遠くなるほど大きな壁があります。この壁を越えようと過酷な道をひた走ってきたKAZUさんとの日々は、忘れられません。

KAZUさんだけでなく、サブスリーに挑む市民ランナーたちには、一種の〝神々しさ〟さえあります。本書では、こうした伝わりにくい情緒的な面の表現に苦労しました。ここを表現することにより、本書のタイトルにある「ゆっくり走れば」という主眼が伝わると思ったからです。

サブスリーの道中は、はっきり言ってつらいです。これ以上走ったら命にかかわってしまうのではないかと思うほどの苦しみと戦い続けます。日常生活とかけ離れた感覚を味わいながら、それでもゴールを目指すのです。

これまで何度も何度もサブスリーに挑戦したものの、もう少しのところで叩きのめされてきた市民ランナーの方々は多いでしょう。そういう方々は本書でも述べたとおり、練習方法にも問題がありますが、一方でメンタル面でも課題があるかもしれません。

一人でも多くのそんなランナー仲間に、サブスリー達成の震えるような感動、至福の境地を味わってもらいたい。そんな思いで本書を綴りました。

練習は、自分の目標、たとえばサブスリーという目標に対して「点」ではなく「線」で捉えていくものです。その日の練習が、目標達成のためにどんな意味のある練習かを意識しなければ効果は薄い。勉強や仕事と同じで、嫌々やったり、無理してやらされていると感じると、効率が悪くなり、伸び代も小さくなってしまいます。

自分の体調や精神状態(内的要因)、天候や練習場所のコンディション(外的要因)は日々刻々と変化します。それらを柔軟に捉え、自分で前もって決めていた練習内容であっても、当日の体調やモチベーション、暑さ寒さの気候の変化によって臨機応変に調整することが大切です。練習はいつもフレッシュな状態でやるからこそ、パフォーマンスがアップするからです。

走りきった後の〝走快感〟を得るために毎回頑張って、毎回自分を追い込んで練習するのは、自己満足にすぎません。闇雲に頑張って練習すれば速くなるわけではないのです。そんなふうにして大勢の市民ランナーが故障に泣いています。頑張って練習した後の疲労回復に、もっともっと意識を注いでください。疲労抜きをなにより優先すべきなのです。 

誰からも強制されず、自分が好きでやっているランニング。練習計画には臨機応変に調整や軌道修正ができる余裕を持ちましょう。その過程においてトライアンドエラーは付き物。いろんな失敗をして、そこから学ぶことが、後々大きな芽を出すこともあります。

「前もって決めた練習内容は絶対こなす」なんていう完璧主義でいくと、絶対に疲れてしまいます。だんだん疲労が蓄積し、伸び代が小さくなり、しまいには故障してしまうのです。

あなたはなんのために走っているのですか? もう一度、自分の目標を肝に銘じて、練習を「点」ではなく「線」で捉えるようにしてみてください。そうすれば、無理してでも練習内容をこなすなんて馬鹿な真似はしないようになるでしょう。

念を押しておきますが、疲労抜きジョグは疲れを取ることを意識しながら走ってください。何事もそうですが、意識するのとしないのとでは、効果に大きな違いがあるからです。

それではみなさん、サブスリーに向かって大好きなランニングを頑張りすぎないように頑張っていきましょう! 数ある本のなかから、私の本を手にとって読んでくださった人が、一人でも多く夢のサブスリーを達成して至福の感動を味わってもらうことを願ってやみません
(Takeこと田中猛雄より )

●●『病は気から…』●●

2015.07.30

●●『病は気から…』●●

心理的要因がぜん息発作と関連することを示す好例として、バラの花粉で喘息発作を起こす婦人に造花のバラを見せたところ発作が誘発されたという有名な報告がある。

19世紀アメリカの内科医マッケンジーの症例として「造花のばらを使ったいわゆる『バラ花粉症』の発病」の逸話だ。

どんな症例かというと、ある女性が15年間5~9月の激しいアレルギー性鼻炎と夏の終わり頃に起きる喘息発作に悩まされていた。

色々な刺激(恐怖や過労、興奮、夜風にあたるなど)が発作の引き金になって発作が起こった。

特に干し草やバラの臭いに敏感だったそうだ。

この患者に治療が良くなりかけた時に、内科医マッケンジーは本物とそっくりの造花のバラを幕の後ろから出して、手に持って彼女の前に腰かけた。

すると5分もしないうちに彼女は完全な鼻アレルギーを起こしたそうだ。

『実はこのバラは造花なんです』というと、彼女はひどく驚いて、自分で確かめ、激しいくしゃみをしながら帰っていったそうだ。

2~3日してまた来院した時に今度は本物のバラの花を出し、匂いをかぎ、花粉を吸い込んでもらったが、症状はでなかったそうだ。

この症例は、病に心理的要因が関与していることを如実に示している。

一般に喜び、悲しみ、怒り、不安などの感情が高ぶると呼吸が速くなって、過換気発作を起こしたり、気道の狭窄を起こすことがある。

ストレスが続くと自律神経やホルモンのバランスが崩れて身体にさまざまな影響が出るが、気管支の収縮は緊張に傾く。

心理的・社会的ストレスの中では、愛情欲求が満たされない時、自分では対処・解決できない問題に直面した時、生活リズムを崩されるような時、ゆとりのない生活を強いられた時などに生じる情動は、喘息の発症に関係すると言われている。

喘息の増悪は、また発作が起きるのではないかという予期不安、社会から落伍してしまうのではないかという不安、もう治らないのではないか悲観による抑うつ、周囲の無理解に対する不満、怒りが原因になっていることもあるそうだ。

病がこうした心理的ストレスが関係して発病している事は考えている以上に多々あるものなのである。

実際、精神というか気持ちが肉体つまり身体を支配していると感じる事が多々ある。

出来ると思ったら、出来るし、やれると思ったらやれる。

逆に出来ないと思ったら出来ないし、やれないと思ったらやれない。
これって人生において全ていえる感じ。(ランニングでも同じ事が言える)

つまり気持ちが肉体を引っ張っているというか、コントロールしている感じ…。

だからやっぱり『病は気から…』ってことなんだろう。