Takeアスリート鍼灸院

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左足の付け根から膝内側にかけての鈍痛 のケア

先日、月間50キロ~70キロ走っている、走歴2年のランナーから相談を受けた。
最近,左足の付け根から膝内側にかけて鈍痛があり困っているそうで、もう1ヶ月もたつがまだ痛みが消えないという。そして、効果的な治療方法を教えて下さいとのことだった。

それに対しての,私の返答はこうだ。

膝の内側には、大腿部から縫工筋、薄筋、半腱様筋のそれぞれの腱組織が、ひとまとまりになって付着しており、その部分が、膝の屈伸をくりかえすことによってスネの骨の内側にこすれて炎症を起こし痛むのが、鵞足炎です。
長距離走ランナーなど、長時間膝の屈伸をくりかえすスポーツを行う人に起こりやすいのが特徴で、オーバーユースが原因で筋肉が硬くなっているので、筋肉の緊張を和らげることが回復につながります。
この筋肉が硬くなって腱が引っ張られて炎症を起こしているのが第1の原因なので、まずはそれらの筋肉をマッサージや鍼などでほぐしてやらないことには改善しにくいことも事実です。
痛いときはアイシングし、ストレッチングを充分にし、靭帯の付着部のみではなく、お尻の筋肉や太ももの筋肉、下肢の筋肉までゆっくりとほぐしていくこと、ともかく十分な休息を取ることが大切になってきます。
急性期は冷やす、そして慢性期は温める、これが一般的に行われている方法です。

そして予防としましては
①練習前後のストレッチングを十分行う。
②練習直後はアイシングを行う、その後は患部を温める。
③ランニングの距離は徐々にのばすようにする。
④土のグラウンドや平らなところを選んで練習する。

ストレッチとセルフ・マッサージも練習の内です。
どうか頑張って実践して下さい。
必ず効果が出てくるでしょう。