Takeアスリート鍼灸院

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「超回復」

先日次の様な質問がきた。
『月間300キロ位走っている走歴5年のマラソンベストが3時間20分のランナーです。
毎週木曜日だけを休養日として後は毎日コツコツと走っているのですが最近記録が全く伸びなくなりました。
どうも疲れている様です。
上手く「超回復」を利用したトレーニングをしていこうと考えているのですが、「超回復」のアドバイスをお願いします。』

それに対して次の様に回答しておいた。
『トレーニングを継続していくと、今まで行ってきたトレーニングも楽になってきます。
これは身体がトレーニングというストレスに対して適応した証拠で、以前よりも少し強い身体になったということです。
しかし、より強い体力や筋力を身につけるには、ただトレーニングするだけでは不十分で、しっかりと疲労というストレスを回復させなければいけません。

一般的に筋肉が破壊され、それが修復されるのに24~48時間が必要だと言われています。
「筋力トレーニングを毎日してはいけない」というのは、この為で、この休養期間の間に、筋量が増え、より高い筋力を発揮できるようになるのです。
これが筋肉面での「超回復」です。

そしてもう一つ、ランニングのような持久性運動の場合、疲労と切っても切り離せないものが、「グリコーゲン」です。
持久性運動の場合エネルギー源として体内のグリコーゲンを使用しますが、これが枯渇してしまったら、運動を続けることが出来ません。
トレーニングの強度にもよりますが、トレーニング後の回復に10~48時間の時間を要すると言われています。
これがエネルギー面での「超回復」です。

トレーニングを行って、この事を知っているだけでも、「頑張る日」と「休む日」を計画する参考になるはずで、
「頑張る日」のトレーニングを行ったら、1~2日間は、「休む日」または「軽めの日」ということになります。

無理なく確実にケガ無くランニングを楽しんでいくには、この様な身体のしくみを知っておくと良いと思います。』