股関節痛(腿の付け根痛)
股関節が痛む、違和感を覚える…これは股関節、骨盤、鼠徑部の使いすぎによる損傷が考えられ、滑液胞炎、腱付着部の炎症、疲労骨折などが考えられます。
外傷や過剰な使用が原因になっていることが多いのが股関節の痛みなんです。急にランニングやマラソンを始めると、股関節に負担がかかって痛みの原因になるケースがあります。特に柔軟性のない状態であると危険が高まるので、体を動かす前にストレッチやウォーミングアップを十分に行っておくと、症状の予防につながります。
ランナーの場合、痛む股関節周辺の筋肉、特に臀部と大腿部の筋肉の蓄積疲労により股関節部を引っ張りはじめることにより股関節痛を引き起こしている場合が多いです。
この股関節に付着している引っ張り始めた筋肉(お腹や太ももの筋肉)の緊張を和らげて、股関節の負担を軽減させることが痛みを軽減させていくことになります。
どの筋肉を伸ばそうとか、どういうメカニズムで痛みが出ているのかを探る事はとても大事ですが、そんなことを深く考えていると疲れちゃいますから、あまり難しいことを考えずに痛い・違和感のある場所周辺を丁寧にストレッチするのが良いと思います。
相撲の四股を踏む感じの股関節を広げるストレッチなんてとても効果があると思います。
補強トレーニングであれば、とりあえず患部周辺を鍛えるのは痛みがあるうちは逆効果なので控えましょう。
どうしてもやりたいのならば、股関節に負担の掛からない腹筋や背筋などの体幹のトレーニングが良いかと思います。
体幹と臀部と大腿の筋肉は非常に密接した関係にあります。姿勢維持やスピードに重要な役割があります。
体幹が弱いと前後左右のバランスを悪くしますし、大腿・下腿にも負担をかけます。
ただし、体幹を鍛えるトレーニングは大抵大腿の筋肉も少なからず使っていますので、患部に負担がかかっていると感じるようなら、補強も控えましょう。