Takeアスリート鍼灸院

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目標を達成して喜びの涙を流した感動の報告

多くのランナー達から頑張って目標を達成して喜びの涙を流した感動の報告が届いています。
目標に向かって必死になって純粋に頑張った皆の気持ちに、こちらも沢山の勇気と感動を戴き、とても感謝しています。
そして、治療家として本当に嬉しい限りです。

サブスリーとか3時間15分切りをした人から聞くと、私の本の通りにやったら(本のことだけをやったら)出来たって言う人が圧倒的に多いようです。
その人たちが、私の2冊目の本の「あとがき」を読んで、より目標に対して頑張ってチャレンジしたくなったって言ってました。

参考までに「あとがき」の部分を抜粋してみます→→→→
本書の第4章で紹介した市民ランナーのKAZUさんがサブスリーを達成したとき、私は本当にうれしくて涙が止まりませんでした。

私の患者さんとはいえ、当時52歳のおじさんだった私が、当時49歳のおじさんのサブスリー達成を心から喜び、感激し、ともに喜ぶことができた。そんな自分の意外な一面に気づかされ、驚いた瞬間でもありました。

他人のサブスリー達成に、なぜこんなにも感動できたのでしょうか。それは私とKAZUさんが、市民ランナーにとって大きな夢であるサブスリーに向かって、苦楽をともに挑戦してきた熱き同志だったからです。

3時間00分00秒と2時間59分59秒。このたった1秒の間には、気が遠くなるほど大きな壁があります。この壁を越えようと過酷な道をひた走ってきたKAZUさんとの日々は、忘れられません。

KAZUさんだけでなく、サブスリーに挑む市民ランナーたちには、一種の〝神々しさ〟さえあります。本書では、こうした伝わりにくい情緒的な面の表現に苦労しました。ここを表現することにより、本書のタイトルにある「ゆっくり走れば」という主眼が伝わると思ったからです。

サブスリーの道中は、はっきり言ってつらいです。これ以上走ったら命にかかわってしまうのではないかと思うほどの苦しみと戦い続けます。日常生活とかけ離れた感覚を味わいながら、それでもゴールを目指すのです。

これまで何度も何度もサブスリーに挑戦したものの、もう少しのところで叩きのめされてきた市民ランナーの方々は多いでしょう。そういう方々は本書でも述べたとおり、練習方法にも問題がありますが、一方でメンタル面でも課題があるかもしれません。

一人でも多くのそんなランナー仲間に、サブスリー達成の震えるような感動、至福の境地を味わってもらいたい。そんな思いで本書を綴りました。

練習は、自分の目標、たとえばサブスリーという目標に対して「点」ではなく「線」で捉えていくものです。その日の練習が、目標達成のためにどんな意味のある練習かを意識しなければ効果は薄い。勉強や仕事と同じで、嫌々やったり、無理してやらされていると感じると、効率が悪くなり、伸び代も小さくなってしまいます。

自分の体調や精神状態(内的要因)、天候や練習場所のコンディション(外的要因)は日々刻々と変化します。それらを柔軟に捉え、自分で前もって決めていた練習内容であっても、当日の体調やモチベーション、暑さ寒さの気候の変化によって臨機応変に調整することが大切です。練習はいつもフレッシュな状態でやるからこそ、パフォーマンスがアップするからです。

走りきった後の〝走快感〟を得るために毎回頑張って、毎回自分を追い込んで練習するのは、自己満足にすぎません。闇雲に頑張って練習すれば速くなるわけではないのです。そんなふうにして大勢の市民ランナーが故障に泣いています。頑張って練習した後の疲労回復に、もっともっと意識を注いでください。疲労抜きをなにより優先すべきなのです。 

誰からも強制されず、自分が好きでやっているランニング。練習計画には臨機応変に調整や軌道修正ができる余裕を持ちましょう。その過程においてトライアンドエラーは付き物。いろんな失敗をして、そこから学ぶことが、後々大きな芽を出すこともあります。

「前もって決めた練習内容は絶対こなす」なんていう完璧主義でいくと、絶対に疲れてしまいます。だんだん疲労が蓄積し、伸び代が小さくなり、しまいには故障してしまうのです。

あなたはなんのために走っているのですか? もう一度、自分の目標を肝に銘じて、練習を「点」ではなく「線」で捉えるようにしてみてください。そうすれば、無理してでも練習内容をこなすなんて馬鹿な真似はしないようになるでしょう。

念を押しておきますが、疲労抜きジョグは疲れを取ることを意識しながら走ってください。何事もそうですが、意識するのとしないのとでは、効果に大きな違いがあるからです。

それではみなさん、サブスリーに向かって大好きなランニングを頑張りすぎないように頑張っていきましょう! 数ある本のなかから、私の本を手にとって読んでくださった人が、一人でも多く夢のサブスリーを達成して至福の感動を味わってもらうことを願ってやみません
(Takeこと田中猛雄より )