病院で軽いバセドウ病と診断されたんですが、内科と鍼灸の併用療法は効果がありますでしょうか?
バセドウ病(甲状腺機能障害)に対する鍼灸治療は、西洋医学医における鑑別診断と治療がなにより先決で、鍼灸治療はその後の併用治療という事になります。
治療は原因が遺伝的及び自己免疫機序に基づくホルモンバランスの調節異常によるものですので、自然治癒力をUPさせるべく、生体恒常性維持機能強化と体質改善を目的とした全身治療を行います。
付け加えれば、この病気、症状が典型的な例では眼がとび出したようにみえる(眼球突出)と甲状腺の腫れ(甲状腺腫)がありますが、ほかでは、汗をかきやすい、疲れやすい、心臓がドキドキする(動悸)、脈が速い、手指が震える、血圧が高い、暑さに弱い、体重が減る、息切れする、いらいらする、よく食べる(食欲亢進)肝司、便の回数が増える、寝つきが悪い、などのような症状がよくみられます。